カラダの糖化AGEsについて、
最新の学術情報を分かりやすくご紹介します。

耐糖能異常とは
糖尿病と診断されるほどの高血糖ではないものの、血糖値が正常より高い状態にあることです。この状態の方は糖尿病予備軍ともいいます。

血管内皮機能とは
血管の内側の血管内皮細胞による、血管平滑筋の収縮や弛緩(しかん)のコントロールや、血管内での血液凝固を阻止、血栓形成の抑制などの機能があります。

ペントシジンとは
タンパク質のリジン残基とアルギニン残基が五炭糖により架橋された構造を持つAGEsです。コラーゲンを架橋することにより、コラーゲンを硬くします。糖尿病や慢性腎不全患者の血中ペントシジン濃度は高値になることが知られています。

アマドリ化合物とは
タンパク質の糖化によりAGEsが生じる過程で、糖由来のアルデヒド基とタンパク質のリシン基が反応し「アマドリ化合物」を形成します(前期反応)。このあと酸化、脱水、縮合反応(後期反応)を経てAGEsが生成します。生体内では血中のグリコアルブミンやHbA1cがアマドリ化合物に該当します。

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